未病チェックシートにより「将来リスクがあることがわかったら」ってどういうこと?
いよいよ2019年7月19日(金)から公募開始になった、神奈川県版の持続化補助金「神奈川県小規模事業者支援推進事業費補助金」。
事業目的のところに気になる文言があります。
県では、「企業経営の未病CHECKシート」により販路開拓や業務効率化に将来リスクがあることが分かった小規模事業者を対象として、販路開拓や生産性向上に取り組む費用の一部を補助します。
出典:神奈川県HP「神奈川県小規模事業者支援推進事業費補助金について」
「将来リスクがあることが分かった小規模事業者を対象」という文章だけを読むと、「経営状態が悪ければ悪いほど補助金の採択率が上がるの?」と思ってしまいますよね。
実際にこの補助金に関わらず、初めて補助金を申請される方は「景気が悪くて、うちのような小規模事業者は大変。だから助けてください」というような内容を補助金の申請書の中に書いてしまいがちです。
しかし、落ち着いて考えてみてください。小規模事業者向けの補助金は経営資源が少ない小規模事業者をサポートすることが目的ですが、”財源は税金”です。
納税者の立場で考えてみると、今にも倒れそうでどうしようもならないと自分で言っている小規模事業者に税金を使われたら気持ちは複雑ですよね。
補助金申請で大切なのは「補助金で行う事業をやれば私の会社はもっと良くなる」と誰もが納得できるように文章にできるかどうかです。
「神奈川県小規模事業者支援推進事業費補助金」も一緒です。事業計画書を審査された上で、事業が成功する可能性が高い事業者が採択されます。
「企業経営の未病CHECKシート」で将来リスクがあることが分かったら、というのはCHECKシートを活用した上で、「今の自社の課題は何か見えているか」という意味です。まずは、試しに「企業経営の未病CHECKシート」をやってみてくださいね。
わからないことがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。
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